ヘアカラーのリスク「〇〇アレルギー」とは?
こんにちは。
「マチュア世代女性の心とからだに効く美容室」
大人女性のためのプライベートヘアサロン
「lulu-susu」店主の市川です。
大人女性の髪の悩みもいろいろありますがTOP3に確実に入る悩み、
「白髪」。
大多数の方はヘアカラー「白髪染め」をすることで白髪対策をしてらっしゃると思います。
ですが、「白髪染め」ができなくなってしまう方が実は増えている現状です。
その理由はいくつかあります。
ヘアカラーのリスク
皆さんがフツーに行っているヘアカラーですが実はこんなリスクがあります。
- ジアミンアレルギー (アレルギー性接触皮膚炎)
- 刺激性接触皮膚炎
- 植物性アレルギー (アレルギー性接触皮膚炎)
ジアミンアレルギーとは?
ジアミンアレルギーとは
白髪染めのカラー剤に含まれる成分によってアレルギー反応を起こすことです。
そしてジアミンという成分なのですが、
髪色を明るく染めるファッションカラーには含まれておらず、
白髪をしっかり色濃く暗めの色に染める白髪染めに含まれている厄介な成分です。
そのジアミン、どう厄介なのか?
白髪染め後数時間経ってから、肌が炎症を起こし、
「かゆみ」「痛み」「ただれ」「水ぶくれ」「発疹」の症状が出現。
カラー剤が触れていないまぶたやお顔が腫れ上がることもあります。
症状は3~4日後にピークに達すると言われてます。
これらの皮膚症状が一度でも起こってしまうと治ることはありませんのでジアミンが含まれる白髪染めの施術は残念ですが不可能となります。(T_T)
よくバケツと水に例えられます、花粉症のように許容量の限界を超えてしまうと発症するのと同じことです。
そしてそのバケツの大きさは個人差があります。
※美容室で扱うカラー剤に限らず、ドラッグストアなどで販売されているホームカラーも同様ですのでご注意下さい。
刺激性接触皮膚炎とは?
刺激性接触皮膚炎とは
カラー剤に含まれる化学物質によって皮膚炎などの症状が起こることです。
先述の「ジアミンアレルギー」と比較されますが、
こちらの場合はカラー剤が肌に触れて時間を置かずすぐに皮膚症状が出ます。
軽症の場合は「かゆみ」「痛み」「発疹」が発症、洗い流すことで症状が収まりますが、
重症の場合は「激しい痛み」「ただれ」「水ぶくれ」とヤケドのような症状を引き起こします。
刺激性接触皮膚炎は敏感肌の方はもちろんなのですが、
ホルモンバランスの関係で肌が繊細な状態にあるときに起こりやすいと言われてるので、
ゆらぎ世代である大人女性にはいつ起こっても不思議ではありません。
例えば、いつも使っていた化粧水がピリピリ感じる・・というような時はお肌が繊細になっている状態と言えます。
※美容室で扱うカラー剤に限らず、ドラッグストアなどで販売されているホームカラーも同様ですのでご注意下さい。
植物性アレルギーとは?
植物性アレルギーとは、
字のごとく植物によって引き起こされる皮膚症状です。
次のようなことを聞いたことはありませんか?
「髪に優しいからヘナがおすすめ」とか
「オーガニックなもので染めたいから草木染め」など。
ケミカルなものを含んでいないヘアカラーは安全と思うでしょうが・・
実は植物性のヘアカラーにもリスクはあります!
植物の葉や茎、樹液が触れることで刺激となり皮膚症状を引き起こします。
植物性アレルギーの代表例「漆かぶれ」、聞いたことありませんか?
「花粉症」も植物性アレルギーのひとつです。
症状は「かゆみ」「ヒリヒリ感」「腫れ」「赤み」など。
しかも衝撃の事実・・!?
ヘナや草木染めによる白髪染めには、あの「ジアミン」も含まれています!
意外と知らない人、多いです。
ヘナでジアミンが含まれていないのは
白髪がオレンジ色に染まる100%ナチュラルヘナのみです。
白髪に色濃くブラウンやブラックに染まるものにはジアミンが含まれていますのでご注意を!
ヘナや草木染めでブラウンやブラックと色濃く、白髪染めを問題なくできているという方は、「ジアミンアレルギー」「植物性アレルギー」の両方が無いということです。
どうしても白髪を染めたい場合
「ジアミン」「化学物質」「植物」、全てにアレルギー反応が起こり
それでもなお、白髪染めを諦められないという方には
ヘアマニキュアをおすすめします。
ヘアマニキュアにもメリットとデメリットがありますが。
こちらはまた別の回でご案内いたします。お楽しみに~。
まとめ
ヘアカラーのリスクについて説明いたしましたがいかがでしたでしょうか?
- ジアミンアレルギー (アレルギー性接触皮膚炎)
白髪染めに含まれる成分、ジアミンによって引き起こされる。 - 刺激性接触皮膚炎
カラー剤など化学物質によって引き起こされる。 - 植物性アレルギー (アレルギー性接触皮膚炎)
植物の葉・茎・樹液の成分によって引き起こされる。 - どうしても白髪染めをしたい場合
ヘアマニキュアをおすすめいたします。
怖がらせてしまう記事が多くなってしまって本当に申し訳ないのですが、
事故を未然に防ぐには、正しい知識が必要です。
美容師だけではなく、白髪染めを含むヘアカラーをされているお客様にもぜひ知っておいて欲しいのです。
肌や体調の状態によっては無理せず、パッチテストを行ってからの判断をおすすめいたします。
健やかな髪と頭皮を保つために正しい毛髪の知識をお教えいたしますのでお気軽に聞いて下さいね♪
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