インバストリートメント、アウトバストリートメントって何?
こんにちは。「lulu-susu」店主の市川です。
正しい毛髪の知識&正しいヘアケアお教えます。
「マチュア世代女性の心とからだに効く美容室」
大人女性のためのプライベートヘアサロンです。
正しいヘアケアで健康な髪へと導きましょう☆彡
いつもしつこく怖がらせて申し訳ないのですが
「髪は死んでる細胞」です。
日ごろから手をかけて労わってあげないと将来の美髪にたどり着くことはできません。
ということで、今回の今さら聞けないシリーズ(?)はこちらです。
インバストリートメント、アウトバストリートメントって何?
どちらもトリートメントではありますが
そもそもトリートメントとは?
トリートメントは髪の内部・外部の欠損した部分や流出してしまったタンパク質を補い補修する製品です。
使用することで髪のダメージをケアし、潤いやツヤを与えます。
さて本題ですが、
インバス・・?アウトバス・・・?
in bath。 out bath。英語については細かいツッコミは無しでお願いします。汗
「インバストリートメント」
お風呂場内、入浴時のシャンプー直後に行う洗い流すトリートメントのことです。
「アウトバストリートメント」
お風呂の外、湯上りにドライヤーをかける前に行う洗い流さないトリートメントのことです。
では、それぞれ用途と効果が違うので説明してまいりますね。
インバストリートメント
先述のとおり
「インバストリートメント」は、お風呂場内、入浴時のシャンプー直後に行う
洗い流すトリートメントのことです。
◆効果 髪の内部に浸透しダメージを補修。ダメージによって流出したタンパク質を補う。手触りがなめらかに。
◆使用手順
- シャンプーの泡をしっかり流す。
- 濡れた髪を手でギュッと絞る。水が滴り落ちない程度に。
水分が多い状態でトリートメントを塗布すると薄まってしまうので。 - 髪のダメージ部、中間から毛先にかけて重点的にトリートメントをなじませる。
根元、頭皮につかないように注意。毛穴の詰まりや肌トラブルの原因となります。 - シャワーキャップやホットタオルで髪を包み数分間放置。
使用する製品の使用方法に従って下さい。 - ぬるぬる感が無くなるまでしっかり洗い流す。
残ってしまうと毛穴の詰まりや肌トラブルの原因となります。
◆注意事項
- たくさん付ければ良いというワケではない。
単に無駄遣いとなります。ベタつき、肌トラブルの原因となります。 - 頭皮ケアに特化したスカルプケアのタイプ以外は頭皮につけない。
毛穴の詰まりや肌トラブルの原因となります。 - トリートメントを手が吸収してしまうのでビニール手袋を装着して塗布するとトリートメントが無駄なく使えます。
アウトバストリートメント
先述のとおりですが
「アウトバストリートメント」は、お風呂の外、湯上りにドライヤーをかける前に行う洗い流さないトリートメントのことです。
◆効果 髪の外部、表面をコーティングし、ドライヤーの熱や紫外線から髪を守ってくれる。手触りや指通りを良くする。髪にツヤを与えてくれる。
翌日、スタイル直しのドライヤーやヘアアイロンの使用前のケアや、スタイリングとしてのツヤ感、潤い増しに。
◆使用手順
- しっかりタオルドライをして髪の余分な水分を取る。
水分が多い状態でトリートメントを塗布すると薄くなってしまうので。 - 髪のダメージ部、中間から毛先にかけて重点的にトリートメントをなじませる。
根元、頭皮につかないように注意。毛穴の詰まりや肌トラブルの原因となります。 - 「正しい髪の乾かし方」で髪を乾かす。
◆注意事項
- オイルタイプは付け過ぎに注意!油分で乾きにくくなります。
適量を使用し、足りないようなら少しずつ足すようにしましょう。
◆アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)の種類
- オイルタイプ
油分が多いのでしっとりとまとまり良く仕上がります。ツヤ感も。
多毛、硬い毛、硬いくせ毛。髪のパサつき、ゴワつき。パーマやカラーのダメージ毛。ウェットな質感にスタイリングしたい方。 - クリームタイプ
油分がやや多いのでしっとりまとまり良く仕上がります。
普通~硬い毛。オイルタイプでは重い、ミルクタイプではやや物足りない方に。 - ミルクタイプ
クリームより軽いテクスチャーなので、パサつきを抑えつつペタンとしにくいです。
軟毛。細い毛~普通。 - ミストタイプ
最も軽く、サラサラな手触りに仕上がります。
細い毛、細い直毛。柔らかい毛。オイリー感、重さは必要でない方に。
同じトリートメントですが「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」では使用方法や効果、用途、テクスチャーの違いなどがあることがお分かりいただけたと思います。
どちらかを使えば良いの?
インバストリートメント、アウトバストリートメントの違いがわかりましたね。
では、
「じゃあ、どちらかを使えば良いの?」
「両方使う必要はあるの?」
という疑問ですが、
私の回答は
「どちらも使ってほしい」です。
髪がダメージしてない人はほぼいません。
髪は日常的に紫外線や空調にさらされているので乾燥していますし、
自宅でのヘアケアではブラッシングなどによる摩擦を受けています。
ドライヤーやヘアアイロンの熱、
パーマ、縮毛矯正、ヘアカラーなど薬剤によるダメージ、
自然なものから人為的なものまで全方位でダメージを受けています。
「インバス」「アウトバス」それぞれのトリートメントで効果と用途が異なりますので
「インバストリートメント」で髪の内部補修、
「アウトバストリートメント」で髪の表面を保護&質感コントロール。
これに尽きます!
愛せる髪になることは、自分の手で髪を労わることからですよ♪